2025年10月6日、モナコ公国の名門施設「Yacht Club de Monaco」にて開催された「MONACO SAKE AWARD 2025」において、山口県は酒井酒造株式会社の「純米大吟醸 錦帯五橋」がグランプリに輝きました。このコンテストは、モナコと日本の文化交流を目的に始まった国際的な日本酒コンクールであり、世界中の美食家やソムリエが審査に参加することで知られています。
今年3回目を迎えた『第3回 美酒コンクール 2025』の審査概要および結果が公表され、「吟天 龍王」(小田切商事株式会社/兵庫県)が、最高賞である「美酒 of the Year 2025」に輝きました。主催の 一般社団法人『日本のSAKEとWINEを愛する女性の会』は、「香り・味わい」という感性を切り口に、女性審査員のみで審査を行う新しい日本酒コンクールとして注目を集めています。
2025年9月24日、在フランス日本国大使公邸にて開催された Kura Master 2025 の授賞式で、日本酒部門の最高賞「プレジデント賞」が発表されました。その栄冠に輝いたのは、山口県・八百新酒造が醸す 「雁木 純米大吟醸 鶺鴒」 でした。
Kura Master とは
Kura Master は、フランス人を中心としたソムリエやワイン関係者、料理・飲食関係者らが審査員を務め、日本酒と料理とのマリアージュ性を重視する観点で選定を行う国際的な日本酒コンクールです。各部門のプラチナ賞から選出される審査員賞を経て、その中から1本に与えられる最高の栄誉がプレジデント賞であり、単なる酒質評価を超えて、国際舞台で「最も強く訴求力をもつ酒」としての総合的評価が問われます。
今後の予定として、10月中旬には部門をまたいでの最高賞となる「Sake of the Year」の選出とともに、表彰式が行われる予定です。この最終的な栄誉は、単なる品質評価にとどまらず、受賞銘柄がアジア市場で飛躍的に認知度を高める契機になると期待されています。特に輸出比率が高まりつつある現状では、こうした国際的評価は酒蔵の経営戦略においても欠かせない指標となりつつあります。
「Sake of the Year」が発表される来月に向け、さらなる注目が集まるOSA。受賞結果は一過性の話題にとどまらず、日本酒がアジアを経由して世界へ広がっていく大きな潮流の一部を示しています。日本酒が国際的にどのように評価され、どのように進化していくのか――その未来を映し出す場として、Oriental Sake Awardsの存在意義は年々高まっているのです。